手すき作業



 いよいよ手すき卒業証書づくり一番の山場、手すき作業です。朝9:00ごろからはじめ午後3:30くらいまでかけ卒業生全員が自分の卒業証書をすいていきます。

1 バケツに原料と水を入れる
バケツに原料と、水を八分目ほど入れます。そしてよくかき混ぜます。ビニールパイプ2本を使ってよくかき混ぜます。
2 粘着剤を入れる
ビーカーに一杯の粘着剤を入れ、さらにかき混ぜます。

3 すだれをけたにセットする
すだれの上下をまちがわないようにセットして、すだれの下にはパイプを2本おきます。
4 バケツの原料をけたに流し込む
けたの上から、こぼれないように素早く入れます。けたの上下が離れないように、両側をしっかり持ちます。
5 前後にゆする(平らにする)
原料を流し込んだら、前後に3・4回ゆすり、和紙が平らになるようにします。ゆする加減により、厚い所やうすいところが出来てしまいます。
ゆすった後は水が切れるのをじっと待ちます。
ここでもけたの上下が離れないように、両側を持っています。
6 水きりポンプにかける
ある程度水が切れたら、けたからはずし水きりポンプにかけ、さらに水をきります。水がすみずみまでよくきれるようにゆっくり前後に動かします。
7 すだれからはがす
逆さにして、すだれから和紙をはがします。
8 ネル(布)をピンと伸ばし和紙の上にのせる
ネルを和紙の上にかけ、ネルの上から手で軽くさすり和紙にピタッとつけます。同時にさらしものせます。さらしには番号が書いてあり、自分の証書であることがわかります。
9 すきあがりです




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