市川小 手すき和紙卒業証書作り



◎市川小 手すき和紙卒業証書の歩み

 市川小で手すき和紙の卒業証書作りが始まったのは,昭和57年度の卒業生からです。子どもたちに,地域のことを勉強する機会を作ってやりたいという学校のとしての願いがあり,たまたま,学校の考え方を耳にした,和紙作りを研究していた地域の方から手すき和紙の話が持ちかけられました。
 子供たちによる手すき和紙の卒業証書作りこそ、市川大門の子どもたちが,「自分の身体を通して,市川大門の伝統産業を学ぶことができる」最も良い機会となると考え,手すき和紙による卒業証書作りの歩みが始まりました。
 それから,子供たちによる,手すき和紙の卒業証書作りは毎年続き,本年度は第25回目になります。その中で,紙の質を良くするため,市川大門町立和紙試験場の研究成果を、本校の卒業証書作りに生かしてくださったり,手すき卒業証書づくりの当日は、上質の和紙を創り出すために研究している「市川和紙技術研究会」の方々も出席され,子どもたちの指導にあたっていただいています。
 市川小学校の子供たちの手すきによる卒業証書作成は,地域の多くの方々のご協力を得て、今日まで発展してきました。子どもたちは,「市川の地域を学ぶ」「市川の先人のすばらしい知恵と努力を学ぶ」ことができているのかと思います。

◎「和紙の里」のうた
和紙の里という曲を紹介します。

1.冨士ヶ嶺白く 八岳(やつ)の峰
  みどり葉揺れる 楮(かぞ)の木の
  伝えは永く 今もなお
  枝 色映える 市川の里

卒業証書作りの様子・作り方
 
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