乾燥作業


すきあがった紙は、和紙試験場に持っていき、機械で圧力をかけさらに水をきります。そして、乾燥作業に入ります。乾燥作業は市川大門町内にある豊川製紙に行き作業します。



これが乾燥機!
鉄板が両側に張ってあり、中には水が入っています。火を燃やすと水がお湯になり、その熱で乾燥させていきます。


これらが乾燥作業に使う道具です
のり
和紙を乾燥機に貼り付けやすくするためののり
ローラー
和紙を乾燥機にぴったりつけるために使う
へら
乾いたわしを乾燥機からはがすのに使います。
一見するとお好み焼きににも使えそうです

乾燥作業開始
1 乾燥機に貼り付けやすくするために和紙の周囲にのりをつけます。
(乾かした後、乾燥機からはがすために一カ所はのりをつけません。)
2 乾燥機に一枚ずつ張っていきます。
ローラーやはけを使ってぴんと伸ばし、乾燥機に密着させます。空気を追い出すようにローラーを使います。乾燥機と和紙の間に空気が入ると乾いたとき平らな和紙はできません。

3 はりつけたらじっと乾くのを待ちます。
水じょう気があがっているのがよくわかりますね。(左側の写真)ここであわてると、うまくはがすことが出来ないので完全に乾くのを待ちます。乾燥機にぶら下がっているのは番号のついたさらしです(手すき作業のとき使ったさらしです)。どの紙が何番かわかるようにぶら下げています。ある程度紙が乾いたらエンピツで番号を書きます。

4 乾いたら乾燥機からはがします。
へらを使ってはがします。(お好み焼きのへらと同じようなものです。)
慎重にはがしていきます。初めてのときは緊張します。ここで失敗すると今までやってきたことが台無しとなります。

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