富士山の植物
ぼく達は、富士山の植物ことを調べました。いろいろな、植物が見つかりました。それだけではなく、富士山に生えている植物は、一合目、二合目、三合目、四合目、五合目、六合目、七合目、八合目、九合目、十合目のそれぞれの場所によって、種類がちがう事に気がつきました。しかも富士山の上に行くほど木の大きさが小さくなっていきました。
富士山のように高い山で、まわりに同じような高い山がないところでは、高さによってはえる植物の違いがよくわかります。
植物は、気温・水分・太陽光線の強さ・日の照っている時間の長さ・風・空気の濃さなどの影響を受けて生活します。これらの影響は高さによって変わり、それぞれの様子にあった植物がはえます。
五合目の遊歩道のあたりは「森林限界」といわれるところで、ここから上には木は生えません。栄養のない土でも生えるこけやイタドリが頂上めざしてはい上がろうとしています。
また、カラマツという木は、栄養のないきびしい環境でも生活できる木なので、溶岩にへばりつくように生えています。(本当はとてもすらっとして背の高い木なのですが)
高い山によく生えているハイマツがないのも富士山の若さを表しています。
遊歩道を歩きながら、ねじれたり、片側だけしか枝のない木をさがしてみるのもおもしろいですよ。
上の写真は富士山5合目からとった写真です。左上の写真は雪や風の力で根本から折れ曲がったダケカンバの木です。右上は、きびしい気候のために背が高くなれなかったカラマツの木です。本当はカラマツの木はとても背の高くなる木です。右下の写真を見ると、5合目から上にはもう木が生えることができないことがわかります。
富士山には、きのこが生える事がわかりました。富士山の植物には、毒草もあります。
市川大門町にも富士山に生える毒草があります。
ヘビイチゴ− これを食べると体がしびれてきます
ヒガンバナ− ノビルと思って食べると中毒を起こすという事故が時々報告されます。
ヨウシュヤマゴボウ− 中毒事故の報告が多い植物です。まちがって食べると下痢や腹痛などの中毒症状が現れます。
ムキタケ− かさに細かい毛があり、さわるとビロードのようです。
ウツロベニハナイグチ− 富士山一合目のカラマツ林に生えます。赤黒いのが特ちょうです。

ホテイシメジ− 富士山一合目でみられます。

このように、富士山の植物は、種類がたくさんあります。富士山に行くきかいがあったらぜひ植物をみつけてみてください。