富士山の気象


 山は、平地にくらべると、天気がかわりやすいし、風も高い所ほど強くなります。
 気温も山が高くなるにつれて、だんだん低くなっていきます。
ふつう200m高くなるごとに、ほぼ1℃低くなるといわれています。
富士山のふもとの年平均気温は、10℃ほどですが、富士山頂の年平均気温は、−6、8℃です。
山頂では、夏でも気温は、非常に低くもっとも気温の高い8月さえ6℃前後にしかなりません。冬は、寒さがとてもきびしく、1月,2月は、−20℃以下にもなります。


富士山の気温 遠足の時市川小から、千瀬前までの気温,時間,標高。
場所時刻気温標高
市川小8時ころ25℃300m
ビジターセンター10時ころ 26℃850m
富士山五合目11時ころ 18℃
このころ市川は、29℃になっていた
2400m
こうもり穴の中2時ころ15℃
千瀬前 (家の近く)4時ころ26℃300m

私たちは、もうすこし寒いと思っていたけれど、富士山にいったら コートをきなくてもだいじょうぶなぐらいでした。こうもり穴の中は、富士山にいたときよりも寒かったけどだいじょうぶでした。でも、市川についたら、富士山やこうもり穴よりあたたかかったです。



富士山の風
富士山は、あたりに高い山がなく、ひとつだけ4000mちかくそびえているので、空気の流れや、天気の様子を、はやく知ることができます。山の上の気圧は、ふもとの気圧の半分ほどしかなく、気温は、冬には、最低−38℃ 夏でも10℃を上まわることは、ありません。
そして夏は、西風 冬は、西北西の風が多く、しかも山の上では、1.5〜2倍の速さとなり、風下には、はげしいうずをおこします。このため飛行機事故がたびたびおこっています。
初冬には、連日のように 20m/S (秒速20m)に近い北西の季節風が吹き、ときには、最大風速が 50m/S をこえ、月平均気温も−15℃以下となります。







富士山全体に大雪がふったり、降雪量が増加するのは、2月末〜3月末の間で、これは、周期的に現れる悪天候によってもたらされる。


空気のこさ
市川小から五合目まで行く間に空気のこさはどうなるでしょう。ふくらましたふうせんのまわりの大きさを市川小と五合目で はかりました。市川小にいた時は、62.5p 五合目についた時には、65pにもなっていました。 大きさがなぜかわったのか調べてみました。それは、外の空気がうすくなったので、中の空気のおす力が強くなったからとわかりました。ふうせんだけじゃなく、おかしのふくろも、ふくらんでいました。バスに乗ってどんどん標高が高くなるほど、ふうせんやおかしの袋やふくらましたゴミ袋が大きくなっていきました。



富士山にかかる雲


富士山にかかる雲は、いろいろあるのでしょうかいします。
晴れとなる雲
つみがさ
まえかけがさ
ふきだしがさ
はなれがさ
みだれがさ

雨となる雲
ひとつがさ
とさかがさ
われがさ 
はふがさ
ひさしがさ
おひきがさ
くびまきがさ

つるし雲のいろいろ
レンズつるし
つばさつるし
ついつるし
はどうつるし
なみつるし
うみつるし
えんとうつるし
だえんつるし
さやつみつるし
まわり雲
はちつるし
かとうつるし
にかいつるし
さんがいつるし
ぎょうせきつるし

風が強くなる雲
うねりがさ
うずがさ
すえひろがさ

                  
風雨が強くなる雲
にかいがさ
さんがいがさ
よこすじがさ
 レンズがさ
 かいまきがさ
なみがさ

      
雨や風の確率や、その雲の多い季節をしょうかいします
つばさつるし 
雨81% 風11% 多い季節 夏
ひとつがさ
雨73% 風18% 多い季節・春、夏
だえんつるし
雨79% 風18% 多い季節・夏
かいまきがさ
雨79% 風22% 多い季節・秋
かとうつるし
雨100% 風0% 多い季節・夏
えんとうがさ
雨62% 風13% 多い季節・冬


          これで、富士山の気象をおわります。