青洲堤1


1,渡辺青州は、小さいころ小田切五三郎という名前でした。敷島町の大変よい土地に生まれ、20才の時に市川大門町へ来て渡辺寿の娘ふじのと結婚しました。そして名前を渡辺信に変え、青州と号しました。渡辺家の仕事は紙問屋でした。他にもたくさんの田畑を持っていました。そこで青州は一生けんめい働きました。
 ある時日照りやこう水でお米がとれず、人々は草や木の葉までも食べ何とか1日を送るという日がつづきました。そんな人々をみた青州は、困っている人の家を回り、こっそり夜中にお金を配り歩きました。
 又、青州と寿は勉強家でもありました。それで、たくさんの本を読んで知識を広めていきました。

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