花火の種類

1 たまの種類
玉の大小について花火のもう一つの分類は玉の大きさ
です。
ふつう日本では、尺貫法の寸「一寸=約3.3センチ」
を基準にして、直径が三寸のものを三号玉、一尺のもの
を十号玉などとよびます。単独で打ち上げるものとして、
二号から四十号までさまざまな大きさがあります。




4号玉と5号玉
二号 (6センチ)
二.五号 (7センチ)
三号 (9センチ)
三.五号 (10センチ)

四号 (12センチ)
 




五号 (15センチ))

8号玉と7号玉



六号 (18センチ)




七号 (20センチ)



八号 (24センチ)

10号玉(尺玉)
十号 (30 センチ)

2尺玉
二十号 (二尺玉六十センチ)


十二号 (36センチ)
十五号 (45センチ)
三十号 (三尺玉九十センチ)
三十三号 (100センチ)
四十号 (四尺玉百二十センチ)




2 打ち上げ花火の種類
打ち上げ花火の種類
おまけ付きの花火 「昇り曲導」


サービス精神旺盛かつ凝り性の花火師は、星を開かせるだ
けでは満足せず、さらに昇りながら尾を引いたり花を咲かせ
る「曲導」を作りました。このオマケ付きの花火は、次のよ
うに分類されます。

打ち上げ花火と仕掛花火
花火には2種類あって、一方は打ち上げ花火であり、もう
一方は仕掛花火である打ち上げ花火の方は花火の玉を打ち上
げ筒大空へ打ち上げて上空で破裂させ、火で大輪の花を咲か
せたり爆発音を聞かせたり、それと同時にポッポッと煙を浮
かせるという花火である。また、上空で破裂したとき中から
パラシュートや旗などが飛び出してゆらゆらと空にただよう
ものもある。仕掛花火の方はナイガラの滝などに代表される、
横に広がりのある花火で、枠組をつくって花火を仕掛け文字
や絵を浮き上がらせるという花火である。

ナイアガラ


3 おもちゃの花火の種類

回転する花火

火薬を細い筒や管につめ、紙の円板や筒に取り付けて、一
端から噴射させて回転させる糸付き、棒付き、台付きの花火
やコマ状に地上を回転 して移動するものなど。

あそび方のポイント
棒付きはしっかり固定して、導火線を確かめて先端に線香で
火をつけすばやく離れます。糸付き回転花火は糸を手に持た
ず、少なくとも1、5メートル以上の長い棒の先に吊るし、
点火するときは地上に置いて点火し、火がついてから棒を持
ち上げると点火が容易で安全です。

飛しょうする花火
笛ロケット、流星ロケット、回転上昇する花火。
あそび方のポイント
電線や家のない、また燃えやすいもののない広い空地で遊ぶ
こと。風の強い火はやめましょう。長い竹の尾付きの物は細
口のビンなどに真直ぐ立て,方向を真上に,定めてから導火
線の,先端に,線香で火をつけてすばやく 5メートル以上
はなれます。